ゴジラの国産アニメ『すすめ!ゴジランド』について
めんどくせえなあ、ゴジラについての記事を書くの。
ちょっとでも間違えたり、ふざけたこと書いたら怒られそうだし。
しかしそんなこと言っててもしょうがない。
いっそ開き直り、何も考慮せずに書きまくります(※これでも一応、ゴジラファンです)。
では気を取り直して。
もうすぐ『ゴジラ』のアニメ映画が公開されますね。
ストーリー原案・脚本が虚淵玄さんということで、察するに「美少女がゴジラに無残にも殺されていく物語」なのかしら、と想像してしまいます。
実際はそうじゃないみたいだけど。
意外にも、ゴジラは今まで何度かアニメになっております。
ほとんど海外のものなんですが、中には国産のものもあります。
というわけで、今回はその国産ゴジラアニメ『すすめ!ゴジランド』について書いていきます。
1994年と1996年にVHSで発売されたきりのOVA作品です。
全部で4作品あります。
・『よめるよ かけるよ ひらがな』
・『かぞえられるよ かず1・2・3』
・『ゴジラとあそぼう たしざん(実写パートあり)』
・『ゴジラとあそぼう ひきざん(実写パートあり)』
内容は「ゴジランドという島に住んでいるゴジラや他の怪獣たちの一緒に、文字の読み書きや算数などを勉強していく」というもの。
とはいえ、勉強していくだけの内容ではなく、「ゴジラ達が平和に暮らしていたら、些細なことがきっかけで問題が起こり、それに対してひらがなや算数を勉強して解決していく」といった楽しめるストーリーのある、退屈しない流れです。
幼児向けアニメなのでゴジラ達はデフォルメされていますが、可愛らしいデザインです。
試しにオープニングでもご覧ください。
ではこのアニメシリーズに登場するキャラクターを簡単に紹介します。
このアニメ、いい声優さんも起用しているので、それも兼ねて紹介します。
〜キャラクター紹介〜
後の怪獣王。ちょっと泣き虫。得意技は月を壊せるほどの火炎放射であるが「お腹が空いて力が出ない」時は出来ない。
・ゴジリン(声:岡村明美)
このアニメシリーズのオリジナルキャラクター。ゴジラのガールフレンド。ゴジランドの人気者。
ゴジラと仲良し。映画ではゴジラと最初に共演した、古参の大御所。しかし映画版と同じく、アニメでもアリに足を噛まれたり、活躍を評価されなかったりと、何かと不遇。今からでも遅くはない!ハリウッド版『GODZILLA』シリーズ(モンスターバース)にも出してあげて!
成虫で、みんなの保護者兼先生的な存在。「モスラさん」と呼ばれ、慕われている。2児(幼虫、双子)の母である。しかし、我が子である彼らを呼ぶ際に「坊や」ではなく「モスラの幼虫」と呼んでいるのは、いかがなものか。
首が3つもあるもんだから、何かとめんどくさい。
苺パーティーの際には真っ先に駆けつけて一番乗りで苺を食べたり、誕生日パーティーで「ケーキの数が足りない」というトラブルが起こった際には自分のケーキを死守したりと抜け目のない性格。人の食べ物を奪ったりもするので、食い意地張ってるだけか。
・バラゴン(声:長沢美樹)
地底怪獣で、よく地面に潜っている。どこかあざとい。
・メカゴジラ(声:稀代桜子)
乱暴な性格の問題児で、言動が矛盾しまくり。それどころか、時系列的に彼の存在自体も矛盾してる。
踊る、料理する、日本語で喋る。アニメ版ゴジラと同一人物で、彼が成長した姿。ゴジランドの思い出を語ってくれる。いかつい顔つきだが、陽気な性格で優しい声の持ち主。
・お姉さん(演:渡辺恭子)
実写パートでのゴジラの友達。友達になったきっかけは『ゴジラVSメカゴジラ』のキャンペーンソングに携わった縁からだろうか。
オープニングにはガイガンとモゲラも出てきますが、本編にはほとんど登場せず。
喋りもしません。
うーん、良いデザインなだけに残念。
このアニメ、幼児向けだからといって侮ってはいけません。
ゴジラファンも思わず唸る演出があったりしますし。
他には、アンギラスがメカゴジラを警戒するなど(映画『ゴジラ対メカゴジラ』で、メカゴジラに顎を引き裂かれた過去がある)。
ちなみにこの後の流れを簡単に説明すると。
メカゴジラ「そんなことないよ」
そう言った直後に、目から光線を出して、アンギラスのハンモックを燃やす。
そしてこの後、アンギラスは誘拐されてしまいます。
うーん、とにかくカオス。
でもストーリーはしっかりしているし、激しい楽しいツッコミどころ満載。
ゴジラファンも、ゴジラをよく知らない人も楽しめる良作ではないかと思いますよ!
こんな感じのアニメ、またやってくれないかなあ。
蒲田くんとか出してさ。