『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』吹き替え版の感想&洋画の吹き替えキャスト予想(2)、答え合わせ
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を鑑賞しました。
いやあ、めちゃくちゃ楽しかったです!
本編の感想はいろんな方が書いているでしょうから、自分は吹き替え版の感想を載せておこうかと。
その前に、以前予想した吹き替えキャスト予想の答え合わせをしておきます。
・『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
マーク・ラッセル:カイル・チャンドラー(田中圭)
リック・スタントン:ブラッドリー・ウィットフォード(安原義人)
サム・コールマン:トーマス・ミドルディッチ(小林親弘)
フォスター:アイシャ・ハインズ(斉藤貴美子)
バーンズ:オシェア・ジャクソン・Jr.(松尾諭)
ステンツ:デヴィッド・ストラザーン(佐々木勝彦)
マルティネス:アンソニー・ラモス(小松利昌)
グリフィン:エリザベス・ラドロウ(森なな子)
ウィンストン:ジェシー・オニール(吉田ウーロン太)
幼いマディソン:レクシー・レイブ(大地葉)
アンドリュー:タイラー・クラムリー(宇山玲加)
マンシーニ:ランディ・ヘイヴンス(名村幸太郎)
ウィリアムズ:CCH・パウンダー(西宏子)
吹き替え翻訳:平田勝茂
・・・・・・いや、いろんな意味で変化球すぎてほとんどはずれました。
ですがなかなか豪華な吹き替え版だと思います。
まず田中圭さんの吹き替えに関しては「初挑戦にしては上手」だと思いました。
ただ、どうしても年齢が20歳ほどの差があるカイル・チャンドラーには合ってなくて。
声を低めにして頑張っているものの、どうしても高くて若すぎるんですよ。
演技自体は思ったよりも上手だっただけに、凄くもったいないと思いましたね。
田中圭さんもこれについては凄く気にしてるみたいで、いろんな雑誌、イベントのインタビューで「僕でいいのか」とずっと気にしていたり、納得いってないような部分もあるみたいでした。
結果、役には合っていなかったにせよ、田中圭さんはベストを尽くしたと思います。
というかこの謙虚かつ一生懸命な姿勢に、むしろ好感度が上がりました。
いつものことですが、こういったタレント吹き替えに関しては、悪いのは本人ではなくキャスティングしたアホです。
さて、木村佳乃さんは・・・・・・まあ『ジュラシック・ワールド』のときよりはマシになったかなと。
芦田愛菜さんに関しては違和感なさすぎて言うことありません。
もうプロでしょ。
なぜかあまり話題になっていない『シン・ゴジラ』から参加した松尾諭さん、小松利昌さん、吉田ウーロン太さんらの吹き替えも違和感なくて驚きでした。
まあ、そもそも吉田ウーロン太さんは声優さんでもあるのですが。
個人的には安原義人さんのスタントン博士の吹き替えが最高でした。
キャラクターも声優さんもどちらも大好きだっただけに、今作の吹き替え版が好きになった理由の1つでもあります。
土師孝也さん、小林親弘さん、森なな子さん、甲斐田裕子さんらプロの声優陣は言うまでもなく素晴らしかったです。
好きな声優さんが自分の好きなシリーズものに出るのって、本当に嬉しいんですよ。
それとフォスター役の斉藤貴美子さんがめちゃくちゃかっこよかったです。
もともとそういう役ですが、吹き替え版で更にかっこよくなってました。
それになんと言っても今作の吹き替え翻訳を手がけた方は、あの『コマンドー』で有名な平田勝茂さん!
キレッキレかつ、ゴジラファンも思わずニンマリな翻訳でした。
というわけで、公開前に心配していた日本語吹き替え版は思ったよりも悪い出来ではありませんでした。
田中圭さんに関しては観ているうちに慣れる(しかない)と思います。
あと日本版主題歌は吹き替えキャスト&スタッフロールで流れるので気になりませんでした。
プロによる豪華声優陣かつ、字幕版では割愛された翻訳が吹き替え版では味わえますし、何より画面に集中できるのでオススメです。
とはいえ、字幕版には字幕版の良さがあって(主に芹沢博士の場面など)。
なので本作は字幕→吹き替え版の順での鑑賞がベストではないかと。
しかし田中圭さんは凄く気にしてるみたいですし、やはり声優さんバージョンは必要だと思うのでブルーレイ発売時の際は「劇場公開版」と「声優版」の2パターンを収録してほしいものです。